カジノのスロットとパチンコ型スロットマシンは似て非なるゲームといえるほどの違いがある!
日本では、パチンコ型スロットマシン(パチスロ)もカジノにあるスロットマシンも、両方ともスロットと呼ばれることが少なくありません。
パチンコ型スロットマシンは、1960年代前半にカジノのスロットマシンをもとにして開発されたものですが、その後独自に発展してきていることもあり、今日ではこれら2種類のゲームは似て非なるものといっても差し支えないほど違いが見られます。
カジノのスロットとパチンコ型スロットマシンを比較したとき、最大の違いといえるのが、リールの回転をプレイヤー自身で止められるかどうかの違いです。
どちらもコイン投入後、レバーを倒すかボタンを押せばリールが回転し始めますが、カジノのスロットはちょっと時間が経てば自動的に止まるのに対し、パチンコ型スロットマシンは各リールの下にあるボタンを押すことでプレイヤー自身で回転を止められます。
パチンコ型スロットマシンがこのような仕様になったのは、カジノのスロットの仕様そのままでは、風営法の認可要件の一つである「遊技者による技術介入性があること」という要件をクリアできないためです。
プレイヤーが得られる賞金にも大きな違いが見られます。パチンコ型スロットマシンは、風営法に基づいてつくられている規則で出玉に上限が定められているほか、業界の自主規制の適用も受けます。1日中パチスロで遊んだとしても、儲けは数万円から十数万円程度が平均的です。
これに対して、カジノのスロットは獲得賞金の上限が実質的には存在しません。
その理由は、ジャックポットという仕組みの存在にあります。ジャックポットのシステムがあるスロットでは、プレイの度に賞金が積み立てられていき、対象となっている役が出た場合にそれまで積み立てられてきた賞金を全て獲得できます。
過去には日本円換算で40億円近い賞金を手にした人がおり、億万長者になれる可能性を秘めていることがカジノのスロットの人気の要因にもなっています。